New Arrival『Le Sans Pareil』
2021.01.23 UP!!
左上■Le Sans Pareil CMS TRAD LAPEL JACKET
左下■Le Sans Pareil CMS TRAD COVERALL
真中■Le Sans Pareil CMS TRAD ATELIER COAT
右上■Le Sans Pareil CMS TRAD DOUBLE COVERALL
右下■Le Sans Pareil TRAD WORK PANTS
Le Sans Pareil/ル サン パレイユ
1894年にフランスのローヌ地方にて、デシャン氏とボニー氏によって創業された老舗のフレンチワークブランド。
当時、この地域では多くの工場によってモールスキンの生産が盛んに行われており、やがてはその生地を使って農業関係やマルシェ(市場)で働く人々を対象としたワークウェアを生産する工場へと発展していきます。
密度高く織り込まれたモールスキンは、当時としては画期的な耐久性を誇り、普段からより丈夫な作業着を求めるワーカーの間で瞬く間に普及。
中でもデシャン氏とボニー氏の製作するウェアはクオリティーの高さで評価され、多くの信頼を獲得していきます。
時を経て1948年、満を持して彼らは自身が製作するワークウェアを「Le Sans Pareil」(ル サン パレイユ)と銘打つブランドとし、更に様々なジャンルに向けたワークウェアの製作をスタート。
フランスを代表するワークウェアメーカーへと成長していきます。
しかしながら、国内有数のファクトリーへと成長していく傍ら、やはり第二次世界大戦後のフランス国内の疲弊によって多くの工場が吸収・合併により消滅していきます。
情勢には逆らえず、多分に漏れず「Le Sans Preil」もその波に飲み込まれ、徐々に生産が鈍化。
70年代くらいまでを最後にブランド名を冠したウェアの生産が停止。事実上、ブランドは消滅してしまいます。
「Le Sans Pareil」とはフランス語で「比類なきもの」という意味を指します。
それを裏付けるように、当時のウェアのヴィンテージマーケットでの注目は高く、かなりの額で取引きされております。
このような歴史的バックグランドがある「Le Sans Pareil」ですが、なんと2019年秋冬より本格始動。
当時のワークウェアのDNAを継承しながら、従来の枠に留まらずファッションラインとして再スタートを切ります。